猫とパキラが一緒に写っている写真

「パキラ」が猫と一緒に暮らすインテリアグリーンにおすすめな理由

猫とパキラの相性

猫は肉食の動物です。サザエさんでもタマはいつも魚をくわえてましたよね。しかし肉食の猫がなぜか植物を食べることがあります。細くツンツンとした葉っぱの植物を猫草と呼び、猫の食用として販売されています。 一体なんのために?と思いますが草を食べることで栄養を摂っているわけではなく、猫にとっては別の意味で食しているのです。 まず第1に「毛玉を吐くため」猫は元々は乾燥地帯に住む動物です。なので汗をかいたり水浴びをする習性がありません。その為、舌がブラシのようになっていて毛繕いをして体を清潔にしています。ストレスがかかった時も毛繕いをすることで精神的に安定するようです。 毎日自分の舌で身体中をブラッシングしているためお腹の中に毛が溜まっていきます。こちらを定期的に吐き戻す習性があるのです。 第2に「ストレス解消や遊んでいる」という説。こちらも栄養をとっている訳ではないので、ただたんに猫草と戯れている、ツンツンした葉っぱや揺れる葉っぱで遊んでいるだけと言うことらしいです。 猫草のようにツンツンした植物を食べることで胃のなかを刺激して毛玉を吐きやすくすると言うのが第一の「毛玉を吐くため」が一番濃厚な説らしいのですが、なーんだそうか!それなら葉っぱを食べたりしても安心だな。と思ったら落とし穴が有ります! なんと猫にとっては食べると中毒を起こす植物がたくさんあるのです!サラダバーのようになんでもお好きなものを好きなだけどうぞ。と言うわけにいかないのが困ったところ。 そこでパキラはインテリアグリーンとして見た目もおしゃれで育てやすく有名な観葉植物ですがパキラは猫にとって中毒性が少ないのです。なので猫を飼っている人にはパキラが相性抜群です。詳しくご紹介していきます。

猫に害のある植物とない植物

パキラは猫にとって害がないとお話ししましたが、注意が必要な植物は百合科の植物が猫に注意が特に必要と言われています。他には
  • カサブランカ
  • ユリ
  • チューリップ
  • ヒヤシンス
  • アジサイ
  • アサガオ
  • ヒガンバナ
などなど、こちらの花は花瓶の水を飲んだだけでも中毒症状や下痢を引き起こすと言われる、かなり注意が必要な花たちです。 観葉植物では
  • アイビー
  • ポトス
  • アロエ
  • ポインセチア
  • モンステラ
など、どれも聞いたことがある有名な植物達ですがこちらも注意が必要です。 では害がない植物は
  • バラ
  • ホウセンカ
  • ガーベラ
  • パキラ
  • エバーフレッシュ
  • サンセベリア
  • ガジュマル
  • アレカヤシ
  • シュロチク
などになります。

パキラがおすすめの理由

害がないと言われる観葉植物の中でも、幸運を招くと人気の高い観葉植物のパキラですが育てやすさも人気の理由です。直射日光がなくても育つことや水やりが2、3日に1回でいいことなど手がかからないことは観葉植物を選ぶうえでかなり重要な点ではないでしょうか? 猫がじゃれにくい背が高くなる点も安心です。幹は枝が少なく登りにくい点も猫を飼っている人なら大きく頷いてくれるでしょう。 部屋のどこにでも置ける育てやすさも安心ですが、どんなに対策をしても木登りをしてしまうアクティブな猫ちゃんが居れば葉をかじったりしても安心と言われるパキラがおすすめです。 猫が届かない場所や入らない部屋に置くと日陰になってしまうなどの心配な点があってもパキラなら比較的どんな場所でも成長してくれるので安心ですね。もし元気がないなと思ったらたまに日光に当ててあげましょう。

事故を未然に防ぐために予防しましょう

危険は少ないと言われてもやはり愛猫が葉っぱをかじったりすると心配になってしまいます。ではどうしたら良いのでしょうか? 小さな鉢の場合はやはり届かない場所に置く方が安心です。猫はどこにでも登ってしまいますので届かない場所が見当たらない場合は天井から吊るすのもおすすめです。最近はおしゃれなハンキングのネットが売られていますので、小さな鉢が丸ごと入るハンキングネットで吊るして楽しみましょう。 葉っぱをかじったりするだけではなく、土を掘ったり葉っぱに飛びつくのはただ遊んでいるだけの場合が多いそうです。土をほじくり返してリビングが土まみれになってしまったり、鉢ごと倒されたりする場合もありますので、害は少ないと言ってもこれは困ります。 大きな鉢の場合は倒されることは少ないですが鉢の中に入って遊んでしまう子も多いので100均で売られているようなネットで鉢ごと覆ってしまうのもおすすめです。ひんやりした土が好きという子も多いのでネットの上からなら土の感触も猫も楽しめますし、土をほじくり返してしまうことはありません。 猫と植物はどちらも譲れないどちらも大切な存在です。 うまく共存するために猫にも危険なことがないように、我慢もさせないように、植物にも危険がないようにやはり人間がある程度は配慮してあげることはとても大切です。少しの工夫で危険や悪戯は回避できますので、工夫してあげましょう。 猫もパキラも気持ちよく長生きできる環境が作れると良いですね。